ゆるねこ タマブログ

のんびり好きな事を書いています。

日大アメフト選手の記者会見

先程とても気になっていたニュースの会見が行われ目が離せませんでした。

連日ニュースで報道されている日大アメフト選手の反則タックルの件。実際の映像が何度も流されていたので本当にタックルをされた選手が痛そうで、見る度に苦しい事件でした。

その後日大アメフト部の内田監督が謝罪を囲み会見で行なっていましたがなんだか悪いと思って謝罪しているようには見えなくて。これで相手の選手は納得するのだろうかと余計にモヤモヤしました。結局、怪我をした選手の父親が日大側に誠意を感じられないとして警察に被害届を出すに至りました。当然の行動だと思います。

そして本日、日大アメフト部の反則を犯した選手当人が記者会見を行いました。内田監督からの具体的な指示をしたという話はなかったので(責任は自分にあると言うことを強調)この選手がどこまで話してくれるのかも気になりました。

司会と弁護士の説明から始まり、そしてこの選手は顔を出さない謝罪はないと、まだ20歳になったばかりらしいのですが名前と顔出しでの謝罪会見を決断したのです。反則行為自体は許されるものではないですし、本当に卑劣な行為だったと思います。しかしこの様な会見を開く決意をして実行したのはとても反省しているのではないかと受け取れました。

本人の記者会見の様子はしっかりと前を見て自分が行なった行為の反省と謝罪をきちんと言葉にしていました。涙などもありません。なぜこんな事になったかなどの経緯は原稿を丁寧に読んでいましたが、言い訳なども一切なく、事細かく日時などもつけて全ての事をはっきりとした口調で説明していたので何を伝えたいのかもわかりやすかったです。

やはり監督からの指示とコーチが一緒に選手を追い詰めて行動させていた事がわかりました。この選手は(のちの記者の質問でわかりました)普段通り練習をしていたようですが、監督とコーチにやる気がない事を指摘されて練習もさせてもらえずにいたらしいです。そんな時に次の試合で相手の(関西学院)選手に1プレイ目で怪我をさせたら試合に出してやると言われて、もうアメフトが出来なくなると思い反則行為に及んでしまったと言っていました。しかし、記者の質問では高校で楽しくアメフトをしていた事に対し、大学に入ってからは厳しい環境(具体的にはわかりませんが)ですることによって、アメフトが好きではなくなっていたそうです。それでも必死になってやっていたのでしょうか。コーチは高校時代からの付き合いで信頼関係もあったと話していましたが、監督については実際話すことも殆どないので信頼があったかどうかはわからないとの事でした。そんな監督には逆らえる余地もなく言われた事をするだけだったようです。それで確かに強くなったり試合に勝てて喜んだりとなればいいのでしょうが、この選手にはそのような気持ちを感じられませんでした。そんな複雑な気持ちの中で行なってしまった反則行為を後悔して、直後にベンチで泣いてしまったそうです。その時にもコーチは「お前は優しすぎるからだめなんだ。相手に悪いと思ったんだろう」とか、心無い言葉をこの選手に投げかけ責め立てたのです。この選手もまた被害者なのではないかと思ってしまいました。

名門校でありながら問題が多い学校は今までも耳にしました。どうしてこんな指導者が居るのか。本当に将来を夢見て頑張っている選手を考えると胸が痛くて仕方ありません。親御さんも辛いと思います。

この会見は怪我をさせてしまった選手への謝罪ということでしたが、それ以上に大学側の対応の悪さと選手への扱いの酷さも浮き彫りになりました。 この反則をした選手は悪い事をしたと認め謝り、反省をしているのに本当に監督やコーチの人格が理解出来ないと思いました。

突然このような記事を書いてしまいましたが、とても思う事が多かったので今回、ブログに記してしまいました。色んな印象を持っている人が様々いると思うのでこの記事は読み流して頂けたらと思います。 最後までご高覧頂きまして有難うございました。